研究課題/領域番号 |
17K12850
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
持続可能システム
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
寺村 浩 東京理科大学, 基礎工学部生物工学科, 助教 (10645089)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | バイオマス / セルロース / リグニン / ヘミセルロース / ブタノール / 植物バイオマス / 成分分離 |
研究成果の概要 |
ブタノールを用いた植物バイオマスの成分分離法の最適な条件の検討を行った。その結果、ブタノール濃度、硫酸濃度、反応温度、反応時間が成分分離の効率に大きく影響することが明らかになった。これらの結果から、25% butanol, 0.5% 硫酸, 200°C, 60分の条件で最も成分分離の効率が高くなることが明らかになった。この成分分離後のセルロース画分は、セルロース分解酵素によって効率的に分解されることが明らかになった。また、液体画分に含まれるブタノールを、ナノフィルトレーション膜を用いて除去し、酵母を用いてエタノール発酵を行った。その結果、10.2 g/Lのエタノールを得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果から、ブタノールが植物の成分分離を行う上で非常に有用な化合物であることが明らかになった。これらの知見は、植物バイオマスの工業利用を促進し、CO2の資源化に寄与するものである。
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