研究課題/領域番号 |
17K12859
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
環境政策・環境社会システム
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研究機関 | 尾道市立大学 |
研究代表者 |
岡本 隼輔 尾道市立大学, 経済情報学部, 准教授 (00756182)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 産業クラスター分析 / 国際貿易 / 産業連関表 / サプライチェーン / ネットワーク分析 / クラスター分析 / 環境負荷 / 産業クラスター / 国際産業連関表 / 方向性 / GHG |
研究成果の概要 |
本研究は、環境拡張型国際産業連関表を用いて、各産業の方向性を残したサプライチェーンネットワークを形成し、環境負荷集約的な国際産業クラスターの検出を行うことで、世界全体でのより低負荷な社会の実現に向けての環境協定や技術協力、R&D等を行う際の政策提言を行うことを目的とした。 例えば、日本と台湾における国際貿易ネットワークのクラスター分析を通じて、「台湾の半導体産業」を中心にして「日本の携帯電話産業」「日本の液晶素子産業」などが構成要素となり一つの集約的な産業クラスターを形成していることなどがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、社会で財・サービスが生産される際に投入される中間財の供給元が、地域や生産物において多様化・複雑化が進んできた現代社会において、産業のまとまりの中で中心的な役割を果たしている部分がどこなのかを明確にできる点で、特に貢献するものである。 加えて、特定産業の製品に対する最終需要に起因して生じる複雑な国際サプライチェーンネットワークから排出集約的なクラスターを検出し、当クラスターに属する複数の国、産業を客観的に示すことは、より環境効率の優れた生産システムなどを含む今後の環境マネジメントシステムの構築に向けた実証的な分析から社会に貢献するものである。
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