研究課題
若手研究(B)
本研究では、地球規模の海洋変化に対する社会的対応策のあり方について、沿岸域のランドスケープ・アイデンティティを成す小規模漁業に焦点を当てて分析した。それにより、望ましい社会的対応策を構築するには、資源管理、生態系保全、沿岸社会・コミュニティーの維持、SDGsへの貢献等の機能を有する小規模漁業の持続性を確保する必要があること、そのためにはトランスディスプリナリー、ブルー・ジャスティス、インタラクティブ・ガバナンス等の視点によるガバナンス体系を構築することが有効であることが判った。
地球規模の海洋変化は今発生しており、しばしば予想されているそれらを遥かに超える結果をもたらしている。特に、小規模漁業を中心とする沿岸社会においては、諸変化への対応がうまくできずその負の影響を余儀なく受けており、食料供給、資源保全、公平・平和等SDGsの実現におけるその重要な機能が脅かされている。本研究は、このような危機的な状況を改善するための処方箋・社会的対応策を提示したものであり、SDG14をはじめとするSDGsの実現に大きく貢献できるものである。
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