研究課題/領域番号 |
17K12874
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
家政・生活学一般
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研究機関 | 東京未来大学 |
研究代表者 |
西村 実穂 東京未来大学, こども心理学部, 講師 (50611381)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 事業所内保育所 / 災害対応 / 院内保育所 / 防災 / 保育 / 災害 / シミュレーション / 事業所内保育施設 |
研究成果の概要 |
本研究では、事業所内保育所の災害対応に関する特徴や事業所内保育所に適した防災計画の在り方を明らかにすることを目的として、事業所内保育所を対象とした質問紙調査や事例調査、簡易的な避難訓練の試行を行った。調査結果より、医療/福祉などの事業所に設置された保育所は、災害発生時に開所する可能性が有意に高く、災害発生時には、地域の認可保育所に通う事業所職員の子どもを預かることを予定している保育所が少なくないことが確かめられた。事業所内保育施設においては、災害発生時利用予定者数の把握、子どもの情報把握、保育を行う場所の確保など、災害発生時の開所を見越した情報把握と保育の計画立案が必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、これまで保育学においてあまり研究の対象とされてこなかった事業所内保育施設における災害発生時の課題について調査を行った。近年多様な形態で保育を行う施設が増加しており、今後も保護者や子どものニーズに合わせて様々な形態での保育が行われることが予測される。従来の保育学研究において主たる研究対象とされてきた認可保育所だけではなく、多くの認可外保育施設を含む事業所内保育所に目を向け、その保育形態に合わせた保育内容について研究を進めたことによって、保育学研究の裾野を広げ、より多くの子どもたちが安全に過ごす保育環境づくりの研究や議論に寄与すると考えられる。
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