研究課題/領域番号 |
17K12875
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
家政・生活学一般
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研究機関 | 兵庫医科大学 (2022-2023) 兵庫医療大学 (2017-2021) |
研究代表者 |
平上 尚吾 兵庫医科大学, リハビリテーション学部, 教授 (60637643)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 脳卒中 / 身体活動 / MCID / リハビリテーション / 作業療法 / 身体活動量 / 臨床的意義 |
研究実績の概要 |
本研究課題では、脳卒中患者の身体活動の臨床的に意義のある最小変化量(Minimal clinically important difference:MCID)を検討することを目的とした。 当該年度はデータ収集を終え、データを分析し、得られた結果について論文を作成し投稿し、学会報告の登録を行った。 対象者は脳卒中を罹患し病院に入院した患者であった。対象者の身体活動の評価には、3軸加速度計が内蔵されたウェアラブルの身体活動量計(Active-style Pro HJA-750C)を用い、入院時と自宅退院後約1か月時点で測定を実施した。本機器で測定されたデータから、対象者の各時点における1日あたりの平均歩数および各身体活動強度(座位活動:SB、低強度身体活動:LPA、中高強度身体活動:MVPA)の平均時間率(%)を算出した。MCIDの推定には、対象者が自身の身体活動の変化の程度を主観で回答するGlobal Rating of Change Scale (GRC)を外的基準として用いた。 解析対象となった18名の対象者の年齢は平均72.8歳であり、脳卒中発症後経過日数は入院時評価時点では平均41.9日、退院後評価時点では146.9日であった。対象者は経過において軽度の運動麻痺は残存したものの、身体機能、歩行能力、生活機能は改善した。GRCで意義ある改善があったと回答した対象者の歩数の変化は平均1828.2歩(入院時:2189.9、退院後:4018.1)、各身体活動強度の平均時間率は、SBは平均-11.2%(入院時:75.0%、退院後:63.7%)、LPAは平均6.9%(入院時:24.0%、退院後:30.8%)、MVPAは平均4.3%(入院時:1.1%、退院後:5.4%)であり、これらが本研究から推計された脳卒中患者の身体活動に関するMCIDであった。
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