研究課題/領域番号 |
17K12880
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
衣・住生活学
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研究機関 | 甲南女子大学 (2018) 東北生活文化大学 (2017) |
研究代表者 |
小野寺 美和 甲南女子大学, 人間科学部, 講師 (90523762)
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研究協力者 |
谷 明日香
竹本 由美子
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 蓄光糸 / 感性工学 / りん光輝度 / 災害 / 防災 / 社会的弱者 / 視認性 / 耐久性 / 蓄光布 / 知覚 / SD法 / 三原組織 / 洗濯試験 / 磨耗試験 / 蓄光素材 / 衣服設計 / 社会的弱者の安全 |
研究成果の概要 |
異なる種類の「蓄光糸」から本研究全てに使用する共用試料(蓄光布)を作製した。次に蓄光布の特徴を、客観的な検討実験として、りん光輝度の測定、耐久性とりん光 輝度の関係、蓄光布の表面の状態の観察、また、客観的な検討実験として布の風合い測定(KES 計測システムから物理量を算出等)から明らかにした。次に蓄光布を知覚するヒトに着目し、ヒトの心理に与える影響を、ヒトの触覚として視覚認識を「主観的な検討実験」の暗所曝露時の蓄光布の心理的影響(②唾液採取、③視線を計測、④SD 法主観評価測定等)から検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、警視庁は車社会の進展や防災対策として、薄暮夜間における歩行者や自転車利用者の交通事故防止を図るために、再帰反射素材の被覆着用を推奨する活動を行っているが、デザイン性や着心地などの問題点から利用拡大には至っていない。故に自由なデザインにすることが可能な『蓄光布』が、防災・防犯対策に十分な物性を備えていることを明確に提示することができれば、社会的弱者の安全を守る服として利用拡大が期待できる。
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