研究課題/領域番号 |
17K12889
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
食生活学
|
研究機関 | 東京農業大学 |
研究代表者 |
谷岡 由梨 東京農業大学, 国際食料情報学部, 准教授 (30553250)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
|
キーワード | コリノイド合成乳酸菌 / 人工消化 / ラクトバチラス属 / コリノイド化合物 / 乳酸菌 / リボヌクレオチドレダクターゼ / コリノイド / シュードB12 |
研究成果の概要 |
本研究で使用したコリノイド生産乳酸菌の中にB12を産生する株はなく、ヒトにおいて不活性なシュードB12であったため、培地にコリノイド生合成に必要なコバルトやグルタミンを添加し、生成されるコリノイド化合物を調べたところ、コリノイド生成量は増加し、生育の促進が観察され、シュードB12とともに、同定には至らなかったが、無添加時には検出されなかったコリノイド化合物が検出された。コリノイド生産乳酸菌の人工消化耐性に及ぼす影響を検討したところ、pH2では20%程度まで減少し、培地にコバルトやグルタミンを添加しても生残率に変化はなかった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒト糞中には、B12以外の下方配位子の塩基が異なる多様なコリノイドが存在することが報告されており、腸内細菌はB12やそれ以外のコリノイドを利用、またはリモデリングしていると考えられる。本研究で得られたコリノイド生産乳酸菌の人工消化耐性やコリノイド化合物の基礎的な情報は、新規プロバイオティクス素材としての可能性を示した成果になると考えられる。
|