研究課題/領域番号 |
17K12897
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
佐々木 大介 神戸大学, 科学技術イノベーション研究科, 特命助教 (00650615)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 腸内細菌 / 機能性食品 / プレバイオティクス / 腸内細菌叢 / 腸内フローラ / 短鎖脂肪酸 / 食物繊維 / in vitro培養 / 腸内細菌叢モデル / 難消化性食物繊維 / in vitro培養系ヒト腸内細菌叢モデル / 腸内細菌群 / テーラーメイド評価 |
研究成果の概要 |
本研究は、食物繊維がヒト腸内細菌の生態および最終代謝産物に及ぼす影響について、in vitroバッチ発酵システムを使用することで調査が行われた。ヒト大腸内を模倣するためにヒト糞便を接種した大腸細菌叢モデルを構築し、菌叢構造をボランティアから収集した糞便サンプルと比較した。またin vitroモデルとボランティアの両方に食物繊維の投与・介入試験を行った。次世代シーケンスにより、食物繊維の摂取はヒト腸内細菌叢の組成に大きな影響を与えないことが明らかになった。しかし、菌叢は大きく変遷しないのものの、微生物代謝が活性化して短鎖脂肪酸の産生が促進され、健康増進効果を発揮することが予測された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
神戸大学が開発した大腸内の腸内細菌を人工的に模擬培養する技術を使用することで、プレバイオティクスに代表される様々な機能性食品をヒトが実際に摂取することなく、それらの健康効果を予測できることが本研究によって示された。個人ごとに腸内細菌叢は異なっても、本システムを用いることでテーラーメイドに効果のある機能性食品を選択することができると考えられる。
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