研究課題/領域番号 |
17K12901
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
食生活学
|
研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
安倍 知紀 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 研究員 (00736605)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
|
キーワード | 非アルコール性脂肪肝炎 / ユビキチンリガーゼ / Cbl-b / マクロファージ / NASH / 脂肪肝 / 食事性脂肪肝 |
研究成果の概要 |
本研究課題は、NASHに対する新たな予防法や治療法の開発のため、ユビキチンりがーせに着目してNASHの発症メカニズムの解明を目指したものである。本研究により、高脂肪食を摂餌したマウスにおいてユビキチンリガーゼCbl-bは、脂肪肝におけるクッパー細胞と肝臓浸潤マクロファージの活性化を抑制することを見出した。新たな脂肪肝モデルである、食事時刻を乱すことにより肥満や肝脂質の蓄積を誘導したマウスにおいて、肝炎発症に関わると予想されるユビキチンリガーゼの発現変動を見出した。今後、さらに発現変動したユビキチンリガーゼの肝炎発症における生理的意義について研究を継続する予定である。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
NASHは肝硬変や肝がんの発症を介して生命を脅かす重篤な疾患にもかかわらず、有効な治療薬はいまだにない。それは、NASHの発症メカニズムには不明な点が多く残っているためである。本研究ではユビキチンリガーゼという酵素に着目し、NASHの発症メカニズムの解明を目指した。
|