研究課題/領域番号 |
17K12904
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 静岡県立大学 |
研究代表者 |
石塚 典子 静岡県立大学, 食品栄養科学部, 助教 (30440283)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | NHE3 / 消化管 / NaCl吸収 / 輸送体 / 食塩 |
研究成果の概要 |
消化管に発現しているNa吸収輸送体であるNHE3は、細胞内pHが中性付近では不活化状態であり、酸性化により活性化される。NHE3はゆっくりと活性化しており、このことはNHE3活性化には二量体形成のような立体構造変化が関与している可能性を示している。また、NHE3はいくつかの異なる輸送体とカップルし、複数の輸送モードを持つと考えられている。本研究ではNHE3特異的阻害剤として、対称構造を有しNHE3との結合部位が2箇所あることが想定されているテナパノールを用いて活性化機序の検討を行った。テナパノールは不可逆的にNHE3に結合する可能性と、NHE3の異なる輸送モードを認識することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Na+/ H+交換輸送体(NHE)3はNa+吸収と交換にH+を細胞外に排出している。このためNHE3は、Na+吸収と同時に、細胞内pH調節にも関与する。本研究ではNHE3阻害剤を用いて、NHE3の機能活性をNaCl吸収機能(Cl-輸送体とカップルする)とH+排出機能(H+依存性ペプチド吸収とカップルする)として評価した。NHE3阻害剤は前者を大きく抑制しないが、後者を強く抑制した。これはNHE3とカップルする輸送体によりNHE3阻害剤の作用機構が異なることが理由として考えられた。研究成果は新たな腸管からのNa+吸収抑制機序の発見に繋がる可能性が示唆された。
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