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ビオチンによるエピジェネティック制御から探る口蓋裂発生機序の解明とその予防

研究課題

研究課題/領域番号 17K12906
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 食生活学
研究機関兵庫県立大学

研究代表者

澤村 弘美  兵庫県立大学, 環境人間学部, 助教 (30555371)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワードビオチン / 口蓋裂 / ヒストン修飾 / エピジェネティクス
研究成果の概要

口蓋裂は日本人で頻度の高い先天顔面奇形の一つであり、複数の遺伝的要因と母体の環境的要因とが複雑に絡みあって生じる多因子しきい説が有力視されている。しかし、その発生要因および発生機序については解明されていない。
妊娠マウスにビオチン欠乏食を摂取させた後、妊娠10、11または12日にビオチンを投与したところ、妊娠11日以前にビオチンを投与したマウスにおいて口蓋裂の発生が有意に抑制された。このことから、正常な口蓋形成のためには妊娠11日以前における十分なビオチンの供給が重要であることが明らかとなり、口蓋形成初期においてビオチンが重要な役割を果たしていると推測された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

口蓋裂の研究は、疾患遺伝子の同定によって遺伝要因に関する研究は進んでいる反面、環境因子による詳細なメカニズムの報告が少ないのが現状である。本研究では、口蓋裂発生とヒストンのビオチン化およびメチル化との関連に着目し、新たな口蓋裂発生メカニズムを探索することで、環境因子による口蓋裂発生のメカニズムに関する新たな知見の提供を目指す。また、本研究において口蓋形成におけるビオチンの役割を解明することは、妊娠期におけるビオチン摂取の重要性の提唱につながり、将来的には妊娠期のビオチン補充が口蓋裂発生予防につながる可能性が期待できる。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] Influences of biotin on fetal development in mice.2019

    • 著者名/発表者名
      Hiromi Sawamura, Toshiaki Watanabe
    • 学会等名
      第59回日本先天異常学会・13th World Congress of the International Cleft Lip and Palate Foundation (CLEFT2019) 合同学術集会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • 招待講演

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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