研究課題/領域番号 |
17K12907
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 高知県立大学 |
研究代表者 |
隅田 有公子 高知県立大学, 健康栄養学部, 助教 (70781897)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 半固形化栄養剤 / 経腸栄養剤 / 増粘・ゲル化調整食品 / とろみ調整用食品 / 半固形化 / 栄養学 / 経腸栄養 |
研究成果の概要 |
本研究は、栄養素組成に特徴のある経腸栄養剤と市販の増粘剤の組み合わせによる半固形化の特性を明らかにするため、統一した測定条件下で物性評価を行った。 粘度は、経腸栄養剤に含まれるたんぱく質量、脂質量、ミネラル量等の影響を受けることが明らかとなった。また、増粘剤によってその影響は異なっていた。さらに、粘度は同程度であっても、経腸栄養剤と増粘剤の組み合わせにより、硬さと付着性の値に相違がみられた。 増粘剤の特性、経腸栄養剤との組み合わせを考慮し、経腸栄養剤の半固形化を行う必要があること、半固形化経腸栄養剤の物性は粘度だけでなく、他の物性指標も用いて複合的にみることが必要であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
市販の増粘剤を用いた経腸栄養剤の半固形化について、本研究で得られた基礎的知見を基に、半固形化経腸栄養剤の効果的な調製、利用に繋がり、病院、介護施設や在宅での栄養管理に貢献することを期待する。また、半固形化栄養剤が同等の粘度であっても、他の物性指標に相違が認められたことから、市販半固形化経腸栄養剤において、粘度以外の指標の表示も求められる。
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