研究課題/領域番号 |
17K12908
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 札幌保健医療大学 |
研究代表者 |
松川 典子 札幌保健医療大学, 保健医療学部, 准教授 (00563868)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ケルセチン / オリゴ糖 / フラボノイド / 腸内菌叢 / バイオアベイラビリティ |
研究成果の概要 |
過去の研究結果からケルセチン配糖体はオリゴ糖と共に摂取することによって吸収量が増加することが示されている。本研究ではそのメカニズムを解明する一環として、ケルセチンアグリコンを用い、オリゴ糖の種類によるケルセチン吸収に与える影響の差異について2週間の摂食試験によって検討した。その結果、ケルセチンの血中濃度はコントロール群に比べラフィノース添加群で高値を示す傾向が見られた一方、フラクトオリゴ糖および乳化オリゴ糖添加群では低値を示した。このことから、配糖体とアグリコンではオリゴ糖による影響が異なることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、種々のオリゴ糖によるケルセチン吸収に与える影響について研究を進めてきた。動物実験による摂食試験での結果から、ケルセチンアグリコンの摂取ではオリゴ糖の種類によっては吸収量が低下することが示された。ケルセチン源として通常の食事から摂取する場合と、サプリメントから摂取する場合ではケルセチンの構造が異なる。本研究結果は、ケルセチンアグリコンが中心となるサプリメントから摂取する場合は、同時に摂取するオリゴ糖の種類を考慮する必要性があることを提示するものである。
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