研究課題/領域番号 |
17K12913
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 畿央大学 (2018-2019) 近畿大学 (2017) |
研究代表者 |
上西 梢 畿央大学, 健康科学部, 助手 (40709523)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 慢性腎臓病 / リン / タンパク質 / 食事療法 / たんぱく質 / 臨床栄養 |
研究成果の概要 |
慢性腎臓病患者でみられる高リン血症は、心血管疾患等の重篤な合併症の発症に関わる因子であることから、食事由来のリン摂取量を管理することが重要となる。しかしながらリンは食品中でタンパク質と結合して存在しているため、リンのみを制限することは容易ではない。そこで本研究では、植物性並びに動物性食品に含まれるリンの吸収率の違いに着目した。被験者に植物性或いは動物性由来のリンが多い食事を提供し、血中リン濃度の変化を調べたところ、植物性由来のリンが多い食事を摂取した群で血中リン濃度の上昇が穏やかであった。またこの効果には、植物性食品に多く含まれる食物繊維が関わっていることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は、CKD患者の高リン血症の発症予防に貢献できるとともに、CKD患者に対する早期ステージからのリン制限の有効性を検証するための手段として活用できる可能性がある。また、CKD患者の新たな食事療法として本研究成果が応用できれば、制限の多いCKD患者の食事の選択の幅を広め、生活の質の向上につながるかもしれない。
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