研究課題/領域番号 |
17K12925
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 東洋大学 (2018) 神戸女子大学 (2017) |
研究代表者 |
大瀬良 知子 東洋大学, 食環境科学部, 准教授 (30751169)
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研究協力者 |
栗原 伸公
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 幼児期 / 食育 / 非認知的スキル / 主観的健康観 / 食生活学 / 食教育 / 非認知スキル |
研究成果の概要 |
本研究では、食に関する非認知的スキルや主観的健康観に着目し、幼児期における学校給食を活用した食育の効果を検証した。幼稚園や保育所を卒園し現在7-16歳になる子どもたちに行ったアンケート調査の結果に対しロジスティック回帰分析を行った結果、非認知的スキルに影響する要因として、小学生では、家庭の食事が好き、食への興味関心が高い、主観的健康観が高いこと、中高生では、食への興味関心が高い、主観的健康観が高い、いらいらしないことがあることが示唆された。これらは幼児期の食育の有無よりも強い影響を示した。現在の非認知的スキルに影響を与える要因として、食育よりも現在の健康観や食事に対する意識が強い可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、幼児期における学校給食を活用した食育の効果を検証するため、幼児期の給食の記憶や小学校の給食が楽しみであったかどうかを調べ、過去の食育の影響について分析したが、結果の概要に示した要因が抽出され、過去の記憶より現在の習慣の方が強い影響を与えている可能性が示唆された。幼児期の食育は、現在の健康観や食習慣とも関連はある可能性があるが、現在の非認知的スキルには、過去の食育より現在の主観的健康観や現在の食意識が影響を与える可能性が示唆された。このことより、良い健康習慣を身に着けさせるためには、各ライフステージに合わせた食育を常に実施していくことが重要であると提案したい。
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