研究課題/領域番号 |
17K12926
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 帯広大谷短期大学 |
研究代表者 |
佐々木 将太 帯広大谷短期大学, その他部局等, 助教 (00725137)
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研究協力者 |
山口 太一 酪農学園大学, 農食環境学群, 准教授
瀧澤 一騎 一般社団法人身体開発機構, 代表理事
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 寒冷環境 / 体温 / 栄養補給 / 糖質 / 甘酒 / 氷点下環境 / 高糖質 / 皮膚温 / 冬季スポーツ |
研究成果の概要 |
本研究は,寒冷環境における食品と体温の関連を検討するため,室温で試験食を摂取した後,寒冷環境に暴露した時の体温を測定した。 (研究1: 高炭水化物食および高脂質食) 氷点下曝露前に高炭水化物食または高脂質食を摂取することで,指先および体幹の主観的体温感覚を高く保持することはできたが,皮膚温の保持には至らなかった。 (研究2: 常温および温甘酒) 寒冷曝露前に温甘酒を摂取することで,主観的体温感覚を高く保持することはできたが,皮膚温の保持には至らなかった。他方,寒冷曝露前に常温甘酒を摂取することでも,主観的体温感覚を保持することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題は,寒冷環境で行われることが多い,冬季スポーツ実施者に対する栄養サポートの質の向上を目指し,食品摂取と体温の関連を検証した。寒冷環境曝露前に軽食 (高炭水化物または高脂質) または甘酒 (常温または温) を摂取しても,体温(皮膚温)の保持には至らなかったが,体幹部分の主観的体温感覚を高く保持することができた。 暑熱対策に関する研究は多く実施されている中で,本研究は寒冷対策に主眼をおいて研究課題に取り組んだ点は新規性があり,冬季スポーツ実施者に対する栄養サポートの充実に寄与するものと考えられる。
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