研究課題/領域番号 |
17K12930
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
科学教育
|
研究機関 | お茶の水女子大学 |
研究代表者 |
竹下 陽子 お茶の水女子大学, サイエンス&エデュケーション研究所, 研究協力員 (70723930)
|
研究期間 (年度) |
2018-02-28 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | ICT / 博物館・科学館 / オンライン体験学習 / 双方向コミュニケーション / 地域格差 / 学習プログラム / テレビ電話 |
研究成果の概要 |
学校と科学館等の専門家をテレビ会議システムでつないだ学習プログラムを開発し、実践した。調査の結果、プログラムに対する満足度はおおむね肯定的な結果であり、学校外の教育施設をうまく活用することで興味喚起や発展的な学習の実施が実現できた。一方で、主に学校側におけるICT機器環境の整備には課題があることが分かった。また、科学館等の取組みを調査したところ、様々な形式によるオンライン活動が確認できたが、それらのプログラムを学校で効果的に活用するには、学校側と館側の両者にとって課題が示唆された。さらに、今回実践した学習プログラムの事例や調査した館の取り組みなどを紹介する専用のWEBサイトを作成し、公開した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
コロナ禍以降、ICT機器が普及してきた今、オンラインを活用した学習効果を検証することは、今後の教育活動においても重要である。学習プログラムや実施環境および体制などの事例を公開することで、他教科を含め授業の参考となる。また、学校と科学館等の教育施設の両者にとってのメリットや効果を確認し、連携体制を構築することで、準備の負担軽減や、活動の目的にあった利用促進などにつながり、授業内容に合わせた効果的な学習が選択できると考えられる。必要に応じて全国の博物館・科学館等を効果的に活用できれば、地域による体験学習の機会の地域間格差を埋める事ができ、汎用性の高い授業スタイルとなる。
|