研究課題/領域番号 |
17K12933
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
内山 秀樹 静岡大学, 教育学部, 講師 (50708435)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 科学教育 / 物理教育 |
研究成果の概要 |
高校生が意欲の持てる宇宙から出発し、しかし天文に限らない基礎的な理科分野を、科学技術や社会との関わりを明らかにしつつ学習でき、理科への有用感が増す教材として、衛星電波受信実験の教材化を行った。科学教室、および、正課授業で実践を行い、受信実験が高校生に広く受け入れられる実験であり、かつ、受講者の理科(物理)への有用感を高められることを確認した。高校教員や生徒が授業で人工衛星電波受信実験が簡単に実施できるよう、必要な情報をまとめたWebサイトを作成した。また、超小型衛星の教育利用の更なる発展として、超小型衛星Stars-AOを用いた観測計画を中高生が立案する科学教室も実施した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
科学技術に支えられた現代社会に生きながらも、その基礎となる理科への学習意欲と有用感は日本の高校生では低いことが、近年の調査から明らかになっている。これは技術者育成だけでなく科学技術が関わる様々な政策を選択する市民の育成の点から、大きな問題である。本受信実験教材を活用した授業は、こうした状況を改善する一助になる。
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