研究課題/領域番号 |
17K12934
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
向 平和 愛媛大学, 教育学部, 准教授 (20583800)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 研究倫理 / 生命倫理 / 教材開発 / 課題研究 / 自由研究 / 道徳 / 理科教育学 |
研究成果の概要 |
本研究では研究倫理・生命倫理に関する教材開発を行った。具体的にはカイウサギ・テンジクネズミ(モルモット)の飼育を通した生命観の涵養に資する教育プログラム,動物園を活用した生命倫理について考察する教材,中高生の課題研究遂行に関連する教育プログラムの開発を行った。動物園を活用した教材については小学生・中学生を対象に実践を行い,その効果を検討した結果,子どもたちは,社会における科学を実感しながら深く考えることができていた。 また,高校教員対象の指導の実際についての質問紙調査によって,実験結果の操作などの指導は行っているが研究倫理を包括的に扱っておらず,テキストを活用していないことが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって,我が国の理科教育における研究倫理・生命倫理に関する指導の位置づけが明らかとなった。また,開発した研究倫理・生命倫理に関する教材は今後学校現場で活用可能である。特に動物園を活用した教育プログラムは社会における科学を実感しながら,動物の環境エンリッチメントやコンパニオンアニマルの是非など多面的な思考力の育成にも効果的であることが示唆されている。さらに高等学校の課題研究における研究倫理教育の実情について行った質問紙調査によって,今後さらに具体的な研究倫理・生命倫理に関する教材開発の必要性が示唆されている。
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