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放射線教育プラスチック検出器のエッチング特性改善による危険性の低減

研究課題

研究課題/領域番号 17K12938
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 科学教育
研究機関舞鶴工業高等専門学校

研究代表者

石川 一平  舞鶴工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (10511735)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード放射線教育
研究成果の概要

プラスチック検出器を用いた放射線教育方法は,実験時間の短縮や,実験時の危険性の低減が必要である。本研究では従来品よりも溶けやすいPADCをベースとしたプラスチック検出器の製造を行った。さらにプラスチックを溶かすためのエッチング液に,エタノールを添加する改良も行った。ある条件の下では,エタノールを3.0 wt%添加することで,添加しない場合の2.5倍,市販品と比較すれば7.5倍の測定結果(エッチピット径)が得られ,実験時間の短縮に成功した。また,エタノールを添加することによって,NaOH濃度を下げてもエッチピットを観測することができ,危険性の低減にも成功した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

先行研究により,プラスチック検出器はα線のエネルギー的性質や危険性を認識する教材としての効果があるとわかった。しかしながら,この教育方法をより広く世間に普及させるためには,実験時間の短縮や,実験時の危険性の低減が必要であることがわかった。そこで,本研究では従来品よりも溶けやすいプラスチック検出器の開発を行い,実験時間の短縮や危険性の低減に成功した。危険性をゼロにはできていないが,本研究の成果は,今後の放射線教育分野および放射線測定分野への発展に期待できる。

報告書

(5件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2020 2019 2018

すべて 学会発表 (5件)

  • [学会発表] 放射線教育プラスチック検出器のエッチング液の改良による危険性の低減2020

    • 著者名/発表者名
      伊藤大洋,石川一平,清原修二
    • 学会等名
      日本高専学会第26回年会講演会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] 放射線教育のためのプラスチック検出器のエッチング速度改善2020

    • 著者名/発表者名
      石川一平,清原修二
    • 学会等名
      第67回応用物理学会春季学術講演会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 危険性の低減を目指した固体飛跡検出器のエッチング特性の改善2020

    • 著者名/発表者名
      伊藤大洋,石川一平,清原修二
    • 学会等名
      第3ブロック専攻科研究フォーラム
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] PADC固体飛跡検出器の製造工程変更による形質改良の試み2019

    • 著者名/発表者名
      石川一平,清原修二
    • 学会等名
      第66回応用物理学会春季学術講演会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [学会発表] 放射線教育プラスチック検出器のエッチング特性改善の試み2018

    • 著者名/発表者名
      石川一平,植田涼介,清原修二
    • 学会等名
      第23回高専シンポジウム
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2022-01-27  

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