研究課題/領域番号 |
17K12944
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
杉浦 篤志 山梨大学, 大学院総合研究部, 助教 (90755480)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 拡張現実感技術 / 医学教育 / 学習支援 / ウェアラブル機器 / 教育工学 / 拡張現実技術 / ジェスチャ認識 / 学習環境 |
研究成果の概要 |
画像マーカによるAR環境の構築とビデオ透過型HMDの適用により、見学者への負担を軽減したシステム構築ができた。医学部学生への評価実験を実施した。従来展示、タブレット、HMDの3つのグループに分けて、標本に関する知識問題とアンケート調査による教育的評価を検証した。情報端末の差異における有意差はなく、システムによるAR情報提示が教育的効果の有効性を示した。複数マーカを設定することで立体的な退治標本や大型標本への対応も可能となった。また、ラベル配置の自動化や光学透過型HMDを採用することで、さらなるシステムの改良を行い、医学部学生の評価実験によりその有効性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医学標本に対する効率的で効果的な学習環境が実現でき、医学の初学者教育および入学前教育に貢献することが可能となる。実物の標本を介した医学教材は、説明としてまとめられた抽象的概念と眼前の標本から得られる具体的概念とを、統合的に獲得する機会を提供する。本研究での成果で実現される機能は、医学標本のみならず、実物の人体・博物館・美術館などにもそのまま応用することが可能であり、適応範囲は広い。
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