研究課題/領域番号 |
17K12948
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
天野 慧 熊本大学, 大学院人文社会科学研究部(文), 客員助教 (90753046)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | デジタルバッジ / インストラクショナルデザイン / 教育デザイン研究 / デザイン研究 / 教育工学 / eラーニング |
研究成果の概要 |
本研究では、社会人教育において主体的な学修目標の習得を支援するために、修得状況を証拠とともに把握し、不足する知識を必要に応じて補うことができるデジタルバッジシステムの(DBS)の開発・実践・評価を行った。具体的には、1)教育設計に関する先行研究を組み合わせて新たなDBS設計モデルを提案したこと、2)オープンソースのLMSであるMoodleで動作するDBSアドオンを開発したこと、3)DBSを大学公開講座へ導入し、実践・評価を行い、主体的な学修目標の習得を支援するためのDBSデザイン原則を提案した。理論及び実践の裏付けをとって、DBSの教育への活用の可能性を示したことが本研究の成果である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、社会人向け教育において、DBS(デジタルバッジ)を活用して教育の目的を明確化し、受講者を動機づける方法を明らかにした。 ・学術的意義:これまでのDBS研究は外発的動機づけを促すインセンティブとして用いられているものが多かった。そうした中で教育を改善する手法としてDBSの活用方法を提案したことが、この研究の学術的な新しさである。 ・社会的意義:明らかとなった知見は、人生100年時代と言われるように、社会人が学び続けることが求められている中で、社会人向けの教育の質を保証し、さらに魅力的なものとしていくために直接的に役立つと思われる。
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