研究課題/領域番号 |
17K12954
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
山元 翔 近畿大学, 工学部, 講師 (90735268)
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研究協力者 |
平嶋 宗
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 教育工学 / 特殊教育 / 人工知能 / 読み書き困難 / 算数文章題 / 特別支援 / 学習支援システム / 作問 / マルチメディア利用 / タブレット / 学習 / 教育 / 言語理解 / 特別支援教育 / 教授学習支援システム |
研究成果の概要 |
本研究では言語の理解に困難さを抱える児童が、その言語能力を改善させることのできる学習支援システムの開発に取り組んでいる。一般的に、彼らは文章構造を理解することが困難であるがゆえに、文章を実際に記載して理解することは難しい。これに対して本研究では、学習者自身が文章を試行錯誤しながら組み立てることで、組み立てを通じた文章構造の理解を実現している。今回新たなドメインとして、乗算の算数文章題を対象とした実践利用とその分析から、読み書きに困難を抱える児童の新たな特徴分類の可能性を見出した。また、これをより詳細に分析するため、通常学級の児童を対象としたシステムのログの収集を実現している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来、読み書きに困難さを抱える学習者は、定量的にその困難さが評価されるため、教師がその結果を指導に生かすことは困難であった。また、読み書きに困難さを抱える学習者にとって、文章を実際に記載することは不可能であり、文章を作成して学習することができないという問題もある。 しかし本研究では、算数文章題を対象として、このような学習者も文章を組み立てながら学習できるシステムを開発している。また、具体的な文章の構造レベルで学習者の読み書きの困難さを分類できる新たな可能性も確認している。よって読み書きに困難を抱える学習者の困難さの解消のための新たな学習方法を提案できる。
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