研究課題/領域番号 |
17K12962
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
文化財科学・博物館学
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研究機関 | 東海大学 (2019-2020) ふじのくに地球環境史ミュージアム (2017-2018) |
研究代表者 |
日下 宗一郎 東海大学, 海洋学部, 特任講師 (70721330)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 同位体 / 縄文時代 / 人骨 / 古人骨 / 食性 / 炭素 / 窒素 / 年代 |
研究成果の概要 |
本研究は,本州における縄文時代の人骨の安定同位体分析を行うことで,縄文時代人の食性について詳細に明らかにすることを目的とした。本州縄文人の地域的な食生態を明らかにするために,東海・近畿・山陽地域を中心として,収集した古人骨試料の炭素・窒素安定同位体比の解析を行った。これによって,遺跡ごとに特徴的な食生態を示すことが明らかとなった。また,骨資料から亜鉛やマグネシウムを抽出し,食性解析を行うための分析条件の最適化を行うことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで古人骨の炭素・窒素同位体分析により,列島スケールで縄文人の食生態の多様性が調べられてきた。本研究では,より詳細に本州各地域における縄文人の食生態について検討した。地域内・集団内レベルにおける食性の変動がとても大きいことが明らかとなった。また亜鉛やマグネシウムなど新たな元素の同位体分析の手法を検討した。これらの研究を発展させることで,日本人の祖先である縄文人の食生態や環境適応とその要因についての理解が深まることが期待される。
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