研究課題/領域番号 |
17K12966
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
文化財科学・博物館学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
一方井 祐子 東京大学, カブリ数物連携宇宙研究機構, 特任研究員 (00709214)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | シチズンサイエンス / 市民科学 / クラウドサイエンス / 市民 / 参与観察 / インタビュー / フィールドワーク / オープンサイエンス / クラウドソーシング |
研究成果の概要 |
欧米を中心に、市民が専門家とともにインターネットやスマートフォンを介して科学研究に参加する「クラウドサイエンス(またはシチズンサイエンス)が広まっている。日本でもいくつかの萌芽的なクラウドサイエンスのプロジェクトが行われ、成果を出し始めた。しかし、日本ではまだ個々のプロジェクトが独自に仕組みを模索している段階にあり、全体の傾向や特徴などは把握できていない。そこで本研究では文献調査、アンケート調査、聞き取り調査および特定のプロジェクトに対する長期の観察を通して、日本のクラウドサイエンスのプロジェクトの現状把握およびプロジェクトが抱える困難や課題を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本でも全体としては多くのプロジェクトが実施されているが、一定の成果が出るまでプロジェクトを継続するには多くの課題があることが分かった。現在、日本でもクラウドサイエンス(シチズンサイエンス)を推進しようとする動きがあるが、これらはその際に考慮すべき点となる。また、本研究は、クラウドサイエンス(シチズンサイエンス)以前から日本で行われてきた市民科学との違いや連続性を議論する上でも重要な資料となる。
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