研究課題/領域番号 |
17K12968
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
文化財科学・博物館学
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研究機関 | 横須賀市自然・人文博物館 |
研究代表者 |
柴田 健一郎 横須賀市自然・人文博物館, その他部局等, 学芸員 (20443327)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 足跡化石 / 博物館 / 展示 / ハンズオン / 恐竜 / 児童生徒 / アイトラッキング / フォトグラメトリー / SfM/MVS / 探究活動 / 博物館展示論 |
研究成果の概要 |
横須賀市自然・人文博物館に136点の足跡化石コレクションを構築し,5点のハンズオン展示を開発した。タブレット端末で閲覧できる足跡化石3Dモデルと足跡化石産地360°画像,足跡化石産地ジグソーパズル,化石発掘体験,床面にシールで再現した足跡化石産地である。アンケート調査とアイトラッキングで展示物に対する見学者の閲覧行動を調査した結果,成人より児童生徒のほうがハンズオン展示を好む傾向があることがわかった。また,ハンズオン展示は標本展示や解説パネルに比べて,閲覧する見学者の割合が多く,見学者の閲覧時間が極めて長かった。ハンズオン展示は見学者の学習の動機付けや探究的な学習の誘発に有効と考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
足跡化石コレクションデータベースの公開により,研究者やメディア関係者,一般の方々が足跡化石資料にアクセスしやすくなった。また,今後は足跡化石がフォトグラメトリーを用いて客観的に記録されていくと考えられる。 脊椎動物化石は児童生徒に人気の博物館資料である。今後は体化石だけでなく,この研究で開発した足跡化石を素材とした博物館展示物を用いて,児童生徒の創造性をかき立て,探究活動を啓発できる教育普及活動が展開されていくことが期待される。
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