研究課題/領域番号 |
17K12971
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地理学
|
研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
小山 拓志 大分大学, 教育学部, 准教授 (30553581)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 南極 / ポリゴン / UAV-SfM測量 / 火星 / 地表環境 / 周氷河地形 / リモートセンシング / 尾根谷度 / 多角形土(ポリゴン) / UAV-SfM測量 / 数値標高モデル(DEM) / 火星地表環境 / 数値標高モデル(DEM) / ポリゴン(多角形土) / 南極内陸部 / 小型UAV-SfM測量 |
研究成果の概要 |
東南極の中央ドロンイングモードランドに位置するVassdalenにおいて,ポリゴンのUAV-SfM測量を実施し,詳細なデジタル地形モデル(DEM)および高精度分布図を作成した。また,地形量の一つである尾根谷度を活用することで,ポリゴンの規模および形態の把握を試みた。さらに,詳細なポリゴンの三次元形態と,地中レーダーおよびトレンチ調査によって得られた内部構造のデータを活用して,火星地表環境解明へ向けた画像解析を試行し,火星の地表環境を推定した。なお,火星のポリゴン解析にも尾根谷度を活用したことで,南極のポリゴンに類似するポリゴンを,火星の地表から抽出することが可能となった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年,地球上で最も火星に近い環境下(極低温乾燥環境下)にある南極の微地形は,火星の表層環境のアナログとして注目されている。ポリゴンに代表される南極の微地形の形態・規模,地下構造,およびプロセス調査に基づき火星の地表環境や浅部地下構造が類推されてきた。本研究によって,地球側(南極)の地形データが高精度化されたことで,火星の一部地域の地表環境を推定することができた。この成果は,2030年代実施予定の火星テラフォーミングの研究への貢献や火星探査機の開発などにも十分寄与できると考えている。
|