研究課題/領域番号 |
17K12978
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
薄井 宏行 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 助教 (70748219)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 既成市街地 / 密度 / 人口集中地区 / 居住誘導区域 / 都市のスポンジ化 / 平均費用最小化 / 市街地画定 / 都市の縮退 / scaling / 街区 / 敷地 / 間口 / 確率密度関数 |
研究成果の概要 |
建物の分布に基づいて既成市街地を画定する方法を構築し,既存の既成市街地である人口集中地区(densely inhabited districts(DID))との比較分析を精緻に行った.我が国の市町村は,既成市街地の縮退を促すために,居住誘導区域等の設定に取り組んでいる.本研究が提案する既成市街地の画定方法は,既成市街地を構成する最小な空間単位である建物を基礎とし,既成市街地の形態と都市運営費用の関係を明示的に分析することに成功した.また,空き地が空間的・時間的にランダムに発生・蓄積しているかどうかを検証する方法を構築することで,既成市街地内において都市のスポンジ化の進行を評価することも試みた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究が提案する既成市街地の画定方法は,既成市街地を構成する最小な空間単位である建物を基礎とし,既成市街地の形態と都市運営費用の関係を明示的に分析できた点において,学術的な意義を有する.また,社会的な意義として,建物の分布に基づいて既成市街地を画定する方法を構築し,既存の既成市街地である人口集中地区(DID)との比較分析を精緻に行うことで,居住誘導区域等の設定や既成市街地の縮退の評価への貢献が挙げられる.
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