研究課題/領域番号 |
17K12986
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 海上保安大学校(国際海洋政策研究センター) |
研究代表者 |
齋藤 靖洋 海上保安大学校(国際海洋政策研究センター), 国際海洋政策研究センター, 准教授 (20787254)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 故障時刻データ / トレンド再生過程 / 予防保全計画問題 / モンテカルロシミュレーション / ノンパラメトリック推定 / 統計的仮説検定 / データ計測 / 機関故障データ / 予防修理スケジューリング問題 / 故障データ解析 |
研究成果の概要 |
本研究では、船舶事故の多くを占める小型船舶の機関故障を回避するための予防的仕組みを提供し、海難発生確率を低下させることを目的として、故障時刻列データの解析を実施した。実際の機関故障データを収集した上で船舶の運航時に確率的に発生する機関故障のふるまいを推定し、船舶使用者にとって最適な予防保全スケジューリング問題を定式化して、その経済的効率性について検証した。最終的に、複数の推定手法を用いて、最適な予防保全タイミングを導出する方法を提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の提案手法は、小型船舶の事故予防の観点から現状では画一的に導入されている定期的な検査と比較して、各小型船舶機関の運航環境等を考慮した細やかな予防保全のタイミングを船舶利用者に示すことにより、機関故障を原因とする海難発生確率の低下に繋がる可能性を持つ。更に、本研究においてモンテカルロシミュレーションを通じて得られた未来の故障発生タイミングに関する情報は、目撃情報の乏しい海洋における捜索救助理論の分野においても活用が期待されるものである。
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