研究課題/領域番号 |
17K13018
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
長尾 吉泰 九州大学, 大学病院, 助教 (70608968)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 画像診断 / 機能診断 / 分光分析技術 / 磁気共鳴代謝イメージング / 内視鏡診断 / 質量分析技術 / リアルタイム機能診断 / 画像処理システム / 組織機能評価システム / 四次元内視鏡システム |
研究成果の概要 |
本研究実績としては,ハイパースペクトルイメージングシステムを搭載したポータブルカメラを臨床応用可能なレベルまで作り上げた.同カメラを食道癌患者に対する食道切除再建術に臨床応用させた.吻合部を術中撮影することにより,組織の酸素飽和度を推定し,その結果が吻合部の病態(血流不良やうっ血など),しいては術後縫合不全の予測因子となる可能性を示した. また我々の研究グループは画像検査による機能診断として,生体内での酸化還元反応を画像化し視覚的に評価することができる非侵襲的検査法であるMRI装置を開発した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果を応用することで,組織機能を考慮した観察・治療が可能となり,診断および外科手術等の治療成績を改善させる効果が期待される.また本システムを監視モニターに搭載することにより,指に装着しなければ測り得なかった酸素飽和度を監視モニターにて絶え間なくモニタリングできるようになるという可能性を秘めている.治療成績の向上と術後管理体制の改善から合併症の軽減に,また現在日本が直面する高齢化社会において,看護・介護士の負担軽減にも寄与することは必至であり,患者負担の軽減,医療費の削減に貢献する可能性を秘めている.
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