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超分子金属錯体の特異性を駆使したsiRNAキャリアの構築と難治がん治療への展開

研究課題

研究課題/領域番号 17K13034
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 生体医工学・生体材料学
研究機関公益財団法人川崎市産業振興財団(ナノ医療イノベーションセンター)

研究代表者

持田 祐希  公益財団法人川崎市産業振興財団(ナノ医療イノベーションセンター), ナノ医療イノベーションセンター, 主任研究員 (60739134)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワードsiRNA / ドラッグデリバリーシステム / 高分子錯体 / がんの標的治療 / 核酸医薬 / ブロック共重合体 / 核酸 / 金属錯体 / 高分子 / がん治療
研究成果の概要

本研究では、カチオン性高分子とsiRNAからなる超分子型siRNAキャリアを構築し、このキャリアを用いて、がん細胞内にsiRNAを効率的に導入することに成功した。血中滞留時間の長いキャリアを得るには至らなかったものの、がん組織の血管内皮細胞を標的とするリガンド分子をキャリアに結合させることによって、血中投与後短時間のうちにキャリアを腫瘍に集積させる方法を見出した。以上の成果は、がん組織集積性と細胞質内に対するsiRNA導入効率の優れたsiRNAキャリアの開発を大きく前進させるものである。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の成果は、核酸医薬の送達キャリアとして、核酸医薬とカチオン性高分子の超分子形成が利用できることを示す先駆的なものである。核酸医薬とカチオン性高分子からなる超分子の安定性や環境応答性は、カチオン性高分子鎖の側鎖構造を工夫することで任意に調節できるため、幅広い応用が期待できる。また、血中半減期の短いキャリアであってもリガンド分子の搭載により、がん組織への集積量を高められることが示され、がんを標的とするドラッグデリバリーシステムの新たな設計指針を提供することに成功した。

報告書

(1件)
  • 2018 研究成果報告書 ( PDF )

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2025-03-27  

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