研究課題/領域番号 |
17K13038
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医用システム
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研究機関 | 東北工業大学 |
研究代表者 |
田倉 哲也 東北工業大学, 工学部, 講師 (00551912)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 低侵襲治療 / ハイパーサーミア / 感温磁性体 / LC-Booster / 消費電力 / 励磁条件 / 温度分布 / 複合型発熱素子 / ファントム / 励磁周波数 / 低侵襲 / 磁性体 / 共振器 |
研究成果の概要 |
本研究では、LC共振型ワイヤレス給電技術であるLC-Booster方式を発熱素子に組み込んだ低侵襲磁気ハイパーサーミアシステムの構築を目的とした。発熱素子構成についての検討として生体による影響を考慮した励磁周波数と発熱素子形状による特性を明らかにすることができた。また、試作した発熱素子の動作検証により、本研究で開発した発熱素子は従来型を凌ぐ性能を有することを示すことができた。さらに、臨床応用を目指した場合に必要となる生体媒質の違いによる温度特性から励磁条件に展開する指針を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
がん治療への温熱療法の中でも低侵襲で局所的な治療が可能な方式であるソフトヒーティング法は、外部から高周波磁界を印可することで非接触で発熱体を加熱することができる。しかし、磁界発生装置が大型になることが課題の一つとなっていたが、本研究により、これまでよりも低い磁界強度で発熱素子を加熱できる可能性が出てきた。本研究成果は、ソフトヒーティング法を応用した方式として、患部以外での不要な加熱の抑制や、装置全体の小型化によって在宅での治療の実現につながるものである。
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