研究課題/領域番号 |
17K13052
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
伊藤 明良 京都大学, 医学研究科, 助教 (50762134)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 超音波 / 物理療法 / 末梢神経 / 理学療法 / リハビリテーション / 三次元動作解析 / 再生 / 低出力超音波パルス / 末梢神経再生 |
研究成果の概要 |
末梢神経の再生を促進させる理学療法を開発するため、骨折治療で既に臨床応用されている低出力超音波パルス治療の再生促進効果を、ラットを用いた研究にて検証した。その結果、超音波照射強度140mW/cm2で最も再生促進効果が認められ、疑似治療群に対して軸索数および髄鞘径が増大することを明らかにした。その神経再生促進作用として、軸索伸長阻害因子及び髄鞘化阻害因子の発現抑制が一部関与していることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、実験動物を用いた手法を用いて末梢神経再生にとって適切な超音波刺激強度を明らかにした。さらに末梢神経再生を促進する超音波治療の作用メカニズムを一部解明していることから、超音波を用いた末梢神経再生治療における基盤的な知見を加えるものとして意義深いと考えられる。また、本研究では新たに三次元動作解析手法を用いた運動機能評価システムを確立した。運動機能評価は治療効果判定の重要な指標となることから、今後の研究においても有用と考えらえる。
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