研究課題/領域番号 |
17K13080
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 畿央大学 |
研究代表者 |
大住 倫弘 畿央大学, 健康科学部, 准教授 (70742485)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 化学療法誘発性末梢神経障害 / 確率共鳴 / 手指巧緻運動 / 化学療法 |
研究成果の概要 |
化学療法誘発性末梢神経障害(chemotherapy induced peripheral neuropathy: CIPN)では,手指つまみ動作のスムーズが損なわれていることを明らかにした.具体的には,CIPNを有する症例では,手指の筋に過剰な出力が認められ,手指のスムーズさが欠けた運動制御となっていることを明らかにした.加えて,本研究では,確率共鳴が手指巧緻性を向上させるという結果も得られた.ヒトの手指巧緻性は単なる筋出力だけで構成されておらず,体性感覚フィードバック情報に基づく誤差修正プロセスが重要で,確率共鳴を利用した体性感覚の強化によって手指巧緻性が向上することが明らかにされた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
確率共鳴現象を利用することが化学療法誘発性末梢神経障害(chemotherapy induced peripheral neuropathy: CIPN)によって低下した体性感覚機能を改善させるだけでなく,手指の巧緻運動も改善させることが明らかになり,これをリハビリテーションへ応用することが直接的にがんサバイバーの生活の質や復職を支援するであろう.
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