研究課題/領域番号 |
17K13089
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
中谷 真太朗 鳥取大学, 工学研究科, 講師 (10781700)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | オーラルフレイル / ニューロリハビリテーション / インピーダンス制御 / 筋電位 / 等張性収縮 / 摂食嚥下障害 / リハビリテーションロボット / 舌 / リハビリテーション / 摂食嚥下 / マン―マシンインタフェース / 生体医工学 / ニューロフィードバック |
研究成果の概要 |
本研究では摂食・嚥下において重要な働きをする舌運動に着目し,舌の運動状態を専用のマウスピースから推定し,リアルタイム提示することで嚥下リハビリテーションを補助するシステムを構築することを目的とした.使用者専用のマウスピースに設置した電極から歯ぐき上の電位変化を計測し,得られた信号から舌の動作状態を推定することができることを確認した.この手法はこれまでの舌動作計測手法と異なり,違和感が少なく,長時間の安定した計測も可能である.加えて,舌の上下運動を行うための新規なロボット装置も製作した.この装置は舌に一定の負荷をかけた状態での俊敏さを評価するものであり,新たな運動評価指標につながる可能性がある.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在,口腔機能低下(オーラルフレイル)の予防やオーラルフレイル状態からの回復を目的とした摂食・嚥下リハビリテーションが提唱され,様々な取り組みが進められている.しかし適切なリハビリテーションのためには医師・看護師・作業療法士など専門家チームのサポートが必要となり,すべての患者に対して行うことは難しい.また,嚥下能力強化のための体操(嚥下体操)なども提案されているが,本人にその効果が見えづらいことから継続のためのモチベーション維持が難しい.本研究の成果は,専門家のサポートがなくとも嚥下能力を強化し,リハビリテーションの成果を客観的に評価できる手法として利用することが期待できる.
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