研究課題/領域番号 |
17K13097
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
河野 健一 国際医療福祉大学, 成田保健医療学部, 講師 (10638480)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 血液透析 / リハビリテーション / 健康寿命 / 歩行能力 / サルコペニア / 透析患者 / レジスタンストレーニング / 運動習慣 / 握力 / 腎臓リハビリテーション / 運動療法 / 歩行速度 / 死亡 / 医療入院 / 身体機能 / 身体活動 / 運動 / 透析 / 運動能力 / 慢性腎臓病 / 血液透析患者 |
研究成果の概要 |
本研究では、4つの成果がある。1つ目に血液透析患者の性別、年代別の身体機能等の代表値を示した。2つ目に健康寿命の喪失と一義的に定義した自力歩行能力の喪失には、たとえ歩行が自立した患者であっても、運動パフォーマンスが低下した患者は健康寿命喪失のハイリスク患者であること、3つ目にハイリスク患者に対して透析中に理学療法士等が患者毎に最適なレジスタンストレーニングを行うことにより運動パフォーマンスを向上させうることを示した。さらに、透析患者は、歩行能力等の回復が不十分な状態で自宅退院となり外来透析へ復帰している患者が多いと考えられ、健康寿命を喪失した状態で透析療養生活を送るリスクが高いと示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、血液透析患者の健康寿命を延伸させる腎臓リハビリテーション戦略として、健康寿命の喪失リスクの高い患者を抽出するための評価を実施すること、また、理学療法士等の専門家が患者ごとにレジスタンストレーニングを中心とした指導を行い、さらに入院した血液透析患者に対してdisabilityからの回復を目的としたリハビリテーションを外来透析へ復帰した後もシームレスに集中的に実施する必要性があることを示した。これまで、生命予後の改善にアウトカムの主眼が置かれていた中で、健康寿命の延伸に着目しリハビリテーションの具体的な取組みを示した本研究成果は、極めて学術的、社会的意義が高いものである。
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