研究課題/領域番号 |
17K13101
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 東京工芸大学 |
研究代表者 |
越地 福朗 東京工芸大学, 工学部, 准教授 (00610445)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | ボディエリアネットワーク / ウェアラブル機器 / 共振結合 / 磁界 / コイル / アンテナ / 人体 / 生体電磁波エネルギー吸収率 / 生体安全性 / 医療・福祉 / 情報通信工学 / インプランタブル機器 |
研究成果の概要 |
本研究は、磁界励振型の送受信アンテナコイルを用いることで生体周囲のみならず生体内外を通信エリアとする新しい医療・ヘルスケアのためのボディエリア通信を提案・検討を行った。 その結果、生体内外に配置された送受信アンテナ間の伝送特性、および生体内外の電磁界分布を明らかとなった。また、電源不要の中継コイルによる伝送特性改善手法を提案し、その有効性も示した。本研究によって得られた知見は、アンテナコイル設計やアンテナと人体(生体)を含めた生体内外ボディエリア通信システムの設計に重要かつ有効なものである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で提案・検討した磁界励振型アンテナを利用するボディエリアネットワークは、従来の電界励振型アンテナを利用するものに比べて、生体の影響を受けにくい。そのため、従来は人体(生体)周囲のみであった通信エリアを生体内部へと拡張することが可能であり、生体内外の通信を両立する次世代のボディエリアネットワークを実現できる。また、電源不要の中継コイルの導入により、通信エリアのさらなる拡大が可能であるなど、従来のボディエリアネットワークの伝送品質や伝送特性などの技術課題を根本的に解決するものである。本研究の成果により、今後は、実用化を視野に入れた研究・開発へとシフトすることが可能となると考える。
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