研究課題/領域番号 |
17K13103
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
山崎 一徳 藤田医科大学, 医療科学部, 助教 (30733399)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 認知症予防 / 視線計測 / アルゴリズム / 信号処理 |
研究成果の概要 |
認知症前段階の軽度認知障害を発見し認知症の発症を5年遅らせることができれば,認知症を半数にできると試算されている。しかし、様々な理由により軽度認知障害の発見は困難という実情がある。 本研究では、まず非接触型の簡便な視線計測システムを試作した。次に、若年者を対象とした計測信頼性の確認をした。最後に、認知機能の低下による視線の移動速度の低下や特異的な眼球動作が現れることを数例確認した。受動的測定に当たる本手法は、従来の従来のスクリーニング検査法である能動的測定のMMSE等との併用も可能であると考えられ、短時間で視線の計測と解析が可能である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
視線計測により認知症、ならびに軽度認知障害を発見するシステムに関して、特許が公開されておらず、関連研究も非常に少ない。本研究は、臨床の医師を含む医工連携チームを形成して取り組んでおり、先行研究と臨床の意見に基づく研究計画を立てて遂行している。従来のスクリーニング検査法との併用なども可能であるため、新しくより具体的な知見が期待できる。 また、試作に用いたハードウェアは視線計測の分野では非常に安価な民生品を利用しているため、本研究を継続して提案システムの有効性を確認できればインパクトや波及効果は高いと考える。
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