研究課題/領域番号 |
17K13106
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 甲南女子大学 |
研究代表者 |
野添 匡史 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 准教授 (10733298)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 脳卒中 / 骨格筋機能障害 / サルコペニア / 神経伝導検査 / 神経筋電気刺激療法 / 末梢神経 / 骨格筋 |
研究成果の概要 |
本研究は、脳卒中患者に生じる末梢神経及び骨格筋機能障害に対する新たなリハビリテーション手法の効果を検証することを目的に、脳卒中患者に生じる骨格筋機能障害の実態と予後、末梢神経機能障害と骨格筋機能障害との関連について、様々な手法を用いて検証した. 骨格筋機能障害については、脳卒中発症前からも約2割の患者で骨格筋機能障害を有する可能性があること、脳卒中発症後に生じる骨格筋機能障害が患者の身体機能予後に影響を与えていることを明らかにした.また、末梢神経機能障害については、脳卒中後に麻痺した下肢で一部の症例で生じ、麻痺した下肢の骨格筋機能障害と関連が強いことを明らかにできた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医療技術の発展に伴い、脳卒中の死亡率は低下しているのは事実である.その一方、脳卒中発症率が低下していることは明らかにされておらず、当然、脳卒中後の後遺症で苦しむ人が多いのが本邦の現状である.このような後遺症の代表が、運動麻痺を中心とした運動機能障害である.これまで、脳卒中後に生じる運動機能障害は、その病気の本態である脳に由来しているため、脳の機能を改善させることに注目されていた.一方、本研究結果によって、脳卒中患者における骨格筋機能障害が、身体機能に大きく影響を与えており、その骨格筋機能障害に対する治療が重要になることが明らかにできた.
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