研究課題/領域番号 |
17K13111
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
|
研究機関 | 近畿大学九州短期大学 (2018-2022) 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター (2017) |
研究代表者 |
堀田 亮 近畿大学九州短期大学, 保育科, 准教授 (50648607)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 運転 / 高齢者 / 心理 / 心理学 / 社会系心理学 |
研究成果の概要 |
本研究では、MCI高齢運転者の運転技能や運転に対する心理的特性を把握し、交通事故や違反あるいはヒヤリハット経験と関連するか否か明らかにすることを目的とした。MCI高齢運転者と健常高齢運転者において運転に対する心理的特性や運転ぶりの自己評価を比較したところ顕著な差はみられなかったが、その後の交通事故の有無を調べたところMCI高齢運転者は健常高齢運転者に比べ事故を起こした割合が多いことが明らかとなった。これらのことから、MCI高齢運転者は交通事故発生の予防、減少という観点において非常に重要な対象層であることが示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究より、MCI高齢運転者は健常高齢運転者より将来的に交通事故を起こす可能性が高いことが示唆された。交通事故を少なくするために運転免許証を返納するという方法がある一方で、運転中止は心身の機能の低下に少なからず影響をもたらすことが報告されている。本研究を基礎研究としMCI高齢運転者についてさらなる知見を深めることが、今後の高齢化に伴い増えると考えられているMCI高齢運転者の安全に運転できる期間の延長、それに伴う自立した社会生活の維持につながると考える。
|