研究課題/領域番号 |
17K13112
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
身体教育学
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研究機関 | 早稲田大学 (2019-2021) 東京大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
中川 剣人 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 講師(任期付) (80735457)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 静磁場刺激 / 筋腹刺激 / リハビリテーション / H反射 / 運動単位 / 運動前野 / MRI / 神経活動修飾 / motor variability / 力発揮のばらつき / TMS / 脊髄運動ニューロン / 一次運動野 / 静磁場 / 力調節 / 脊髄 / 反射 |
研究成果の概要 |
本研究では、ニューロリハビリテーションへの応用を見据え、非侵襲的でかつ容易に行うことのできる神経機能修飾法の開発を目指し、1)静磁場刺激の中枢神経系機能変調効果、運動機能変調効果、2)筋腹電気刺激のメカニズムを検討した。その結果、瞬間的力発揮調節機能が一次運動野への静磁場刺激によって低下したが、運動前野への静磁場刺激では効果が見られなかった。また、筋腹への電気刺激はIa感覚神経よりも主に脊髄運動ニューロンを効率的かつ選択的に刺激すること、サイズの原理とは逆パターンで運動単位を動員する可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脊髄損傷などの運動機能障害に対するニューロリハビリテーション手法は、多くの臨床現場で実施できるよう、簡便かつ低価格なものが求められる。本研究で用いた静磁場刺激や筋腹への電気刺激は、高価な機材を必要としないため、幅広い臨床現場で用いられることが期待される。本研究では静磁場刺激が運動機能に影響を及ぼすことを世界で初めて実証した。プロトコルを更に検討していけばリハビリ現場にも容易に用いることができるであろう。筋腹電気刺激については、既にリハビリに用いられている手法であるが、今回そのメカニズムの一端が解明されたため、エビデンスをもってリハビリ応用が期待される。
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