研究課題
若手研究(B)
「できなかった」ことが「できる様になる」過程で,“行動の学習・実行を担う特定の神経回路が異なる神経回路へシフトすること”が示唆されているが,どのような生理学的メカニズムにより達成されるか殆ど分かっていない。本研究では、習慣形成に関わる神経メカニズムを明らかにするために、行動解析、小動物脳機能イメージング法、および薬理学的手法を用いて実験を行った。その結果、基底核は習慣形成に寄与し、小脳は習慣形成後の行動の実行に関与することが示唆された。
習慣形成に関わる神経基盤の破綻は、薬物依存症など様々な疾患と関与することが分かっている。そのため、本研究成果は依存症等の精神疾患に対する新たな治療法の開発や発症メカニズムの解明に向けて基礎的知見を提供しうるものと期待できる。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (9件) (うち国際学会 2件、 招待講演 1件) 備考 (1件)
Molecular Brain
巻: 12 号: 13 ページ: 13-13
10.1186/s13041-019-0431-x
バイオメカニクス研究
巻: 22 ページ: 65-72
https://www.nitrc.org/projects/tpm_rat/