研究課題/領域番号 |
17K13115
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
身体教育学
|
研究機関 | 金沢大学 (2018) 高知工科大学 (2017) |
研究代表者 |
木村 岳裕 金沢大学, GS教育系, 准教授 (50632254)
|
研究協力者 |
廣永 成人
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 経頭蓋磁気刺激 / 一次運動野 / 運動協調性 / MRI / 運動誘発電位 / 身体運動制御 / 非侵襲的脳刺激 / 脳機能イメージング |
研究成果の概要 |
肘関節の運動を起始とした一次運動野への経頭蓋磁気刺激(TMS)から誘発される運動誘発電位(MEP)を上腕から手指の7か所の筋肉から計測した。肘関節の運動から時間特異的かつ筋特異的にMEPの振幅値の低下が確認された。MEPは皮質脊髄路の興奮性を評価するもので、肘関節の運動が特定の手指の筋肉の皮質脊髄路興奮性に対して抑制作用を示すことが示唆された。今後の展開として、今回確認された神経生理学的所見が、ヒトの行動に対してどのような役割を果たすか調査をする。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
スローイング動作をする際の肘関節と指先の関係のような、隣接してはいないものの、比較的近距離の身体部位間において協調性が必要となるが、それらを支える神経機能は知られていない。本研究において確認された神経生理学所見は、一定の距離を持った身体部位間の運動に貢献している可能性があり、今後の行動実験との関係性を明らかにすることで機能的な意義を示すことができ、効率的な運動学習や効果的なリハビリテーション方法の開発に発展させられる。
|