研究課題/領域番号 |
17K13117
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
身体教育学
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
安部 久貴 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (40634556)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 指導者ー学習者関係 / 言葉がけ / サッカー / 中学生 / 部活動 / 指導者 / フィードバック / 信頼関係 / 学習者 / 有能感 / 運動有能感 / 選手 / 指導者と選手の関係性 / サッカー指導 |
研究成果の概要 |
本研究より、高頻度で称賛を受けていると認識していた学習者ほど、指導者に対して好意を持ち、情緒的な親密さを強く認識しており、指導者からの指導に対して全力で応えようとする協力的な相補性が高いことが明らかになった。一方で称賛の言葉がけを受けていると認識している学習者ほど、サッカーに対して高い競技意欲を示すことも明らかになったことから、指導者からの称賛の言葉がけは、学習者が認識する指導者との関係を肯定的なものへと変容させ、サッカーに対する競技意欲を高める可能性があることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、スポーツ指導者の指導行動の見直しが求められており、運動部活動でのガイドラインでは学習者の意欲や自主性を促すための効果的な指導法として、指導者と学習者の間のコミュニケーションの充実が挙げられていた。しかし、効果的な指導に必要な指導者のコミュニケーション能力の未熟さが課題として指摘されていた。 そのような現状の中、本研究を通じて、指導者からの称賛の言葉がけが、学習者の認識する指導者との関係を肯定的なものへと変容させ、サッカーに対する競技意欲を高め得ることを明らかにしたことは、学術的にも社会的にも意義のあることだといえる。
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