研究課題/領域番号 |
17K13119
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
身体教育学
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
加納 岳拓 三重大学, 教育学部, 准教授 (50734810)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 共感 / 連携技能 / 体育授業 / 教室授業 / 聴く / 鬼遊び / 集団スポーツ / 協調性 / インフォーマルアセスメント / 協同 / 姿勢 / 注意行動 / 小学校低学年 / 体育科 / 体育学習 / 協同的学び / 学び合う関係 / 小学校 / 身体 |
研究成果の概要 |
本研究では、「学び合う関係」の構築に必要な教室授業や日常生活における共感や協調性と体育授業におけるゲーム領域の連携技能の関係を検討した。 その結果、教室授業で他者の声に耳を傾けたり、日常生活で他者と価値を創造できたりする児童は、身体運動の中で仲間の意図や力量を推し量り、相対的な位置取りができることが明らかとなった。反対に、教室授業で聴く行為が良くなかったり、日常生活で協調性が低いと評価されたりする児童は、自らの興味に依る刺激へ反応し、仲間に注意が払われない傾向が見られた。しかし、他者と連携が必須となる身体運動の課題制約により、普段共感や協調性が低い児童にも、連携が生まれる可能性も示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
教室授業と体育授業では他者への共感や協調性に一定の関係があることを示し,体育授業における身体運動の課題の制約が,他者の意図を理解し共有できる共感の育成に寄与する可能性を示唆することは、小学校児童の行動面の課題の解決に体育科における身体運動が寄与することを示している。運動が主な活動となる体育科教育が,運動文化の享受や心身の健康という価値とともに,社会性の発達や円滑な人間関係の構築に貢献するという意義が提示される。
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