研究課題/領域番号 |
17K13121
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
身体教育学
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研究機関 | 東京国際大学 |
研究代表者 |
木原 慎介 東京国際大学, 人間社会学部, 准教授 (80773382)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 体育教師教育 / ICT活用 / 体育授業とテクノロジー / 教員研修 / 体育教師の主体的な学び / オンライン体育 / アクションリサーチ / COVID-19パンデミック / 体育教師 / ICT活用指導 / ICT活用指導力 / 保健体育科 / ICT活用指導力の実態 / ICT活用指導力 |
研究成果の概要 |
体育の固有性に着目し、体育教師及び教員養成課程の大学生におけるICT活用指導の実態を定量的、定性的に把握した。その結果、表層的な諸課題に対する方法論的な解決策だけでなく、潜在的に備わる課題を理論的に明らかにしたことで、教員研修に関わる実践上の課題を見出した。さらに、新型コロナ禍におけるOLPE開発を通して、ICT活用の意義とその促進についての方向性を、協働的アクション・リサーチにより教師の主体的な学びが促進される可能性があるという意味において明らかにした。 他方、そのアンチテーゼとしての体育授業におけるICT活用の促進に伴うネガティブな側面も理論的に明らかにし、今後の研究課題を導き出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、これまでに指摘されてきた体育科及び保健体育科における教員養成過程や現職教員研修をめぐる問題の所在の1つとして提示できるとともに、それらをどのように克服していくのか、つまり体育教師教育をいかに進めていくのかという研究視座から大きな意義があると考える。また、体育教師の成長は子供たちの体育への学習意欲や興味・関心を高め、運動習慣の形成や継続、或いは豊かなスポーツライフの実現といった体育の教科目標の達成に繋がりうるものであり、子供たちの生涯にわたる健康・体力の保持・増進への寄与や、明るく豊かで活力ある国民の育成という教育的貢献の観点からも、社会的に望ましいものであると考えられる。
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