研究課題/領域番号 |
17K13130
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
身体教育学
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研究機関 | 山形県立米沢女子短期大学 |
研究代表者 |
比留間 浩介 山形県立米沢女子短期大学, その他部局等, 准教授 (60588440)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 学校体育 / バイオメカニクス / 観察的評価 / 陸上競技 / 陸上運動 / 男女差 / 地面反力 / 腕振りの方向 / 腕振り / キネマティクス / 短距離走 / かけっこ |
研究成果の概要 |
本研究では、短距離走における「腕振りの方向」、「腕振りの大きさ」、「肘の屈曲・伸展動作」が疾走能力に及ぼす影響を検討した。その結果、「腕振りの方向」については性差が認められ、男子では「縦方向」、女子では「横方向」の割合が大きい傾向がみられた。また、女子においては、比較的疾走能力が高い競技者においても「横方向」の割合が大きかった。 「腕振りの大きさ」、「肘の屈曲・伸展動作」についても性差が認められ、男子では腕を大きく振っている者の疾走能力が高い傾向が認められたが、女子ではそのような傾向は認められなかった。また、男女とも「肘の屈曲・伸展動作」については、疾走能力との間に関連性はみられなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで、短距離走における腕振り動作の指導や観察の観点として、「前後に」、「大きく」、「肘を曲げて」といった内容が一般的であったが、本研究の結果は、これらの内容を一部否定する結果であった。すなわち、腕振りの方向や大きさ、肘の屈曲・伸展動作は、疾走能力と関連性は少なく、特に女子においてその傾向が強いことが明らかになった。 以上の結果は、これまでの腕振り動作の指導や観察の観点を修正するための貴重な資料となり得る可能性があるとともに、性差を考慮した短距離走指導を検討する上で、有益な資料になると考えられる。
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