研究課題/領域番号 |
17K13134
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 東京経済大学 (2020-2023) 筑波大学 (2017-2019) |
研究代表者 |
藁科 侑希 東京経済大学, 全学共通教育センター, 特任講師 (30757612)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | パラバドミントン / 傷害 / 疼痛 / 予防 / コンディション / ウォーミングアップ / ルーティーン / 阻害要因 / 傷害予防 / 肩関節痛 / パフォーマンス評価 / 傷害・疼痛記録 / ヒアリング / ゲーム分析 / チェアワーク / 時間分析 / インターバル / 車いす / セルフコンディショニング / ルーティン / 疼痛予防 / クーリングダウン / 傷害・疼痛 / MRI / 傷害・疼痛発生実態疫学調査 / 要因分析 / コンディショニング / 傷害・疼痛予防 |
研究成果の概要 |
パラバドミントン競技者の傷害・疼痛発生実態調査にて、身体各部位に疼痛を抱えながら競技に臨んでいる実態が明らかとなり、無症候性の変化が起こっている例も見受けられた。疼痛部位は上半身に集中しており、特に肩関節の痛みは、高強度・高頻度でラケットおよび車いすを扱うWHクラス選手のパフォーマンス発揮の上で、阻害要因となる可能性が示唆された。肩関節のダイナミックストレッチをはじめとする、入念な上半身のウォーミングアップや定期的な関節可動域の確認をルーティーン化することで、パラバドミントン競技者の傷害・疼痛発生予防に寄与する可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
傷害・疼痛発生予防を実践するためには、第1段階として傷害および疼痛発生の実態を把握することが重要である。しかしながら本邦では、近年になってより国際競技力向上が求められるようになった背景もあり、パラバドミントン競技者における傷害・疼痛発生実態はもとより、競技現場でのトレーニングやコーチング指標は存在しなかった。本研究により、傷害・疼痛発生実態が明らかとなり、競技中の運動強度の高さに即した予防介入を導入することができた。今後は、傷害・疼痛発生が単一の要因だけではなく、複数の要因が絡み合って起こることを踏まえ、より多くの種類のデータを集積・分析する必要がある。
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