研究課題/領域番号 |
17K13135
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
スポーツ科学
|
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
國部 雅大 筑波大学, 体育系, 助教 (70707934)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
|
キーワード | スポーツ科学 / 実験系心理学 / 両眼眼球運動 / 注意 / 視野 / 反応時間 / 瞳孔径 / 注視 / 身体運動 / 利き目 / 眼球運動 / 焦点調節 / 瞬目 |
研究成果の概要 |
本研究は、優れた身体運動パフォーマンスを遂行するための準備期における適切な注意集中および注視状態に関する知見を得ることを目的とした。その結果、遠方を注視して準備することで、周辺視野に呈示された視覚刺激に対して素早く反応できることが明らかになった。また、遠方の対象物へ素早く注視を移動させる際に非利き目の眼球運動が素早く開始されるバスケットボール選手は、高いシュートパフォーマンスを有していることが示唆された。さらに、走動作中に動く視覚ターゲットに注意を向けることが、動きの変動に影響を与えることが観察された。最後に、安静時の瞳孔径を測定することで、瞳孔径が注意の状態を反映している可能性を示唆した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は、運動準備期における適切な注視状態や注意集中の一端を解明し、身体運動パフォーマンスを向上させる可能性を含んでおり、研究成果を体育・スポーツの実践場面に応用するための知見となりうると考えられる。また、本研究で測定した瞳孔径および両眼眼球運動に関する実験データを選手にフィードバックすることで、実験参加者が自身の両眼眼球運動特性、注視状態および注意集中の状態に関する定量的なデータを得ることができ、体育・スポーツ分野における知覚と運動のトレーニングを行う際の有意義な資料として活用できることが期待される。
|