研究課題/領域番号 |
17K13138
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 同志社大学 (2022) 熊本大学 (2018) 長崎大学 (2017) |
研究代表者 |
土屋 吉史 同志社大学, スポーツ健康科学部, 助教 (20795679)
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研究期間 (年度) |
2022-02-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | サテライト細胞 / マイオカイン / 筋損傷 / 活性化 / 筋再生 / 筋サテライト細胞 / 筋線維 / 解糖系酵素 / 筋細胞 / 筋挫傷 / 運動 |
研究開始時の研究の概要 |
筋幹細胞の活性化動態が観察可能な実験プラットフォームを構築後、損傷筋由来タンパク質を質量分析に投じ、同定したマイオカインを「DMDFs:Damaged myofiber-derived factors)」同定する。そして、マウス骨格筋に DMDFs を事前投与し、筋損傷を誘導後、筋幹細胞の増殖の程度を定量する。損傷した筋肉が DMDFsを放出することで、筋幹細胞を活性化させ自身の修復を図るという合理的な再生メカニズムの有無を検証する。
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研究成果の概要 |
本研究では、損傷筋線維由来マイオカインを同定することで、筋の再生や質をコントロールする「筋サテライト細胞」を活性化させ、筋損傷後の素早い回復のメカニズムを明らかにすることに取り組んだ。 筋幹細胞の活性化動態が観察可能なプラットフォームを構築後、損傷筋由来マイオカイン「DMDFs:(Damaged myofiber-derived factors)」を同定した。そして、DMDFs はマウス骨格筋内のサテライト細胞の増殖を加速させたことから、損傷した筋肉が DMDFsを放出することで、筋幹細胞を活性化させ自身の修復を図るといった、合理的な再生メカニズムの存在を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で新規に同定したマイオカインがバイオマーカーとして、筋疾患の亢進を食い止める新たな指標や、創薬開発、トレーニング法の構築に繋がることが期待される。したがって、本研究成果に基づいた筋疾患の「予防医学的」な治療法やアスリートのための筋疲労回復促進など、関連する分野における研究を加速させ、臨床も含めた国内外における創薬事業やスポーツ啓発事業にも貢献するものと予想される。
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